2024年 11月 01日
ドルビーシネマとは、映像と音響の最新テクノロジーに、専用にあつらえたシアター環境を掛け合わせる「究極のシネマ体験」とも呼ばれる上映形態で上映される映画作品のこと。 今回、ゲキ×シネ『偽義経冥界歌』がDolby Cinema Japan Awardsで評価されたのは、 国内初の試みとして、舞台作品をDolby Cinema化としたという点! 以下、金沢プロデューサーからのコメントをお届けいたします! 【金沢プロデューサー コメント】 ゲキ×シネは今年で20年を迎えました。 この節目の年に賞をいただきまして、キャスト、スタッフ一同を代表してお礼申し上げます。 2020年に上演された劇団新感線『偽義経冥界歌』は押し寄せるコロナの波により、開始2週間足らずで休演することを余儀なくされました。休演が1週、2週と続き、これはもしかしたら撮影できないかも…ということが頭をよぎりはじめました。 しかしすでに東京公演の半分がキャンセルされていたので、見られなかったお客さんのためにも撮影しなければならないという思いも日増しに強くなりました。撮影予定日まであと数日と迫った中、撮影の日の3/19より公演を再開することを決定しました。 それ以降も刻一刻と状況が変わり、全く予断をゆるさない状況は続きます。再開前々日に通し稽古を行い、念のためこちらもバックアップで撮影行いました。撮影当日となってもまだ揺れ動く状況は続き、本当に緊張した日々であったことは今も忘れもしません。 1週間の公演の後東京千秋楽、そしてカンパニーは福岡公演へ向けて準備がなされました。ところが初日直前に約1ヶ月間全28公演はキャンセルされました。(生田)斗真君を含むキャスト、スタッフの多くが涙を流して悔しがっていたこと、お客さんが客席に入ることなく、公演をクローズしたあの日の無力で空虚な思いは今も深く刻まれています。 ひょっとしたら撮影ができずに、映像として残らなかったもしれない、そんな作品だけに、私個人この作品への思いは特別です。このような式典をおこなえるようになった今日を本当にありがたく感じます。 Dolby Cinema Japan Awardsでの受賞作大半は、コロナの影響を受けて波にもまれたのではと思います。 押し寄せる状況の変化に立ち向かい、あるいは忍び、耐えて、つくりあげた作品たちがここにあります。コロナ禍でエンタテイメントを支え、作品づくりを支えたすべての製作者、スタッフ、キャストへ敬意を表します。 またそれを支えてくれたすべてのお客さんに感謝します。 ありがとうございました。 【Dolby Cinemaとは?】 Dolby Cinemaは、ドルビーアトモスとドルビービジョンという、2つの技術で構成されています。 ドルビービジョンとは、究極の映像技術であり、従来のスクリーンでは表現が難しかった色のコントラスト表現で撮影された画をより鮮やかに再現するのが特徴です。 一方、ドルビーアトモスは、 究極の音響技術とも呼ばれ、スピーカーの数に縛られない世界初の立体的な音響環境で上映できるのが特徴です。 そして、劇団☆新感線のライブの迫力を映像作品として楽しむ新しいエンターテインメント体験をお届けしている「ゲキ×シネ」では、映像作品ならではの視点や編集により、作品世界に深く入り込めるよう工夫しており、劇場で観るのとは異なる魅力を味わっていただくことを目指しています✨ 特に「ドルビーシネマ」では、ならではの鮮やかな映像表現や立体的な音響が、「ゲキ×シネ」の魅力をより引き立てますので、ぜひ機会があればドルビーシネマでの鑑賞をお楽しみください🎥 11月22日(金)より、ドルビーシネマでの上映が決定しているゲキ×シネ『吉原御免状』公式サイトはこちら↓ 現在、ゲキ×シネ20周年を記念したツアー上映を開催中。詳細はこちら↓
by geki-cine
| 2024-11-01 17:55
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