|
2024年 10月 31日
ゲキ×シネ20周年を記念して現在絶賛公開中のゲキ×シネ『吉原御免状』。 ゲキ×シネプロデューサー・金沢の悲願でもありました本作のゲキ×シネ上映がこの度実現したことを受け、”金沢が語る本作の製作記&隆慶一郎氏の書籍紹介”を複数回に分けてお届けしたいと思います。 まずは【第一回】。 なぜ今「吉原御免状」?<前編> です! 『吉原御免状』ゲキ×シネプロデューサーが語る製作記 【第1回】なぜ今『吉原御免状』?<前編> こんにちは、ゲキ×シネプロデューサーの金沢です。 最近こういう話をとんとしなくなっていましたが、今回は少々テクニカルな話を交えて製作日記を。乱筆にしばしおつきあいくださいませ。 先週日曜のトークショー冒頭で少し触れましたが「なぜ今『吉原御免状』?」という皆様の疑問についてもう少し詳細にお話ししましょう。 上映できなかった理由は主に2点で、映画館の歴史的背景と、製作行程の熟度です。 まずは、歴史的理由から始めましょう。 現代ではデジタル上映、つまりデジタルデータを使用してデジタルシネマプロジェクターで投影する方式が主流ですが、2010年くらいまではフィルムを使用したフィルム投影が主流でした。 ゲキ×シネは最初からデジタル上映でした。 というのも当時主流だったフィルム撮影が公演会場では不可能なため、デジタルで撮影、上映をおこなうことしか出口がなかったのです。 そして2005年にデジタルシネマの世界標準となる上映フォーマットが発表されたことで、北米では一気にデジタル上映にシフトしますが、日本では2010年以降になります。 2007年開業の新宿バルト9が日本初全シアターにデジタルプロジェクターを実装した映画館として話題になりました。しかし当時は1つのシアターにデジタルプロジェクターとフィルムプロジェクター2台が並んでいました。当時、まだまだフィルム主流だったのですね。 このころがフィルムからデジタルへの変革期となり、毎日のように新しい機材やソフトウェアが出てきて、1ヶ月前の常識がひっくり返る猛烈なスピードで映像技術の革新が進みます。 皆さんが持っている携帯電話あるいはデジカメで撮った写真。 15〜20年前のデジタルで撮った写真と最近のスマホで撮った写真を比べると、びっくりするくらい画質が違うと思います。これがカメラセンサーの技術革新で、いかに小型で画素が多くなったか、デジタルカメラの性能向上を目の当たりにできるはずです。 (後編へ続く) ~隆慶一郎さんの書籍紹介~ 📖『吉原御免状』(1986年) 『吉原御免状』上演が決まったとき(2005年当時)、隆さんのことを知らなかったし、まだ読んだことのない文庫だったので、購入して読みました。 が!その内容の衝撃度といったら! 私は通常書籍を読むのに時間を要するのですが、あっという間に読んでしまいました。 キャラクターの造形たるや実に個性的だし、なにより吉原がマイノリティーの砦という仰天の説。 文中にたまに現れる文献から引用。隆さんの視点で語られる違う視点。 こういう見方をするとね、と語られているようで、物語と歴史の端境を違えそうな説得力があります正史の記録や資料を長い期間かけて丹念に調べ上げて、史実に沿いながらも、とある箇所では視点を変えて見せる。 大胆かつ奇抜に築かれた隆ワールド。必読です。 11月8日(金)まで期間限定上映中! 11月22日(金)〜Dolby Cinema公開!
by geki-cine
| 2024-10-31 19:00
| レポート
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ゲキ×シネをDVDで!
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
タグ
レパートリー上映(152)
薔薇とサムライ(138) 髑髏城の七人(122) 蒼の乱(107) 五右衛門ロック(105) 蛮幽鬼(104) ジパング・パンク(92) 蜉蝣峠(71) シレンとラギ(67) 阿修羅城の瞳2003(56) 魅力を徹底紹介!(51) 薔薇とサムライ2(40) ゲキ×シネ20th記念プロジェクト(39) ツアー2008(38) 髑髏城の七人 花鳥風月極(38) 狐晴明九尾狩(38) バサラオ(37) ゲキ×シネTIME(34) 天號星(33) ゲキ×シネ☆東劇セレクション(28) 神州無頼街(28) 吉原御免状(23) 乱鶯(17) パネル展 in 五右衛門ロック(17) 受賞歴・映画祭(17) 劇場展開 in 蜉蝣峠(16) 偽義経冥界歌(15) けむりの軍団(12) 劇場展開(12) 20th記念プロジェクト(11) ゲキ×シネ公式サイト
外部リンク
検索
記事ランキング
Copyright (c)2009 Village Inc.
|
ファン申請 |
||