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2024年 10月 23日
19年前に上演された傑作舞台を、ゲキ×シネ20周年を記念してお届けするゲキ×シネ『吉原御免状』。 全国公開まであと2日となりました! 上演当時DVDパッケージ用に一度映像化しましたが、この度はカットなども再構成し、完全なる<新編集>で映画館のスクリーンに甦ります。 VFXなど最新の映像技術に加え、音響なども一新。 岡崎司氏によるメインテーマもより重厚感溢れるサウンドに刷新いたしました。 初見の方だけではなく、当時公演を観た方やDVDをお持ちの方にも、令和に甦った瑞々しいキャスト陣の魅力と、今の技術だからこそできる映像美とこだわりの音響をご堪能いただきたい!!ですが…、 本作がこだわったのは映像・音響だけにあらず! 隆慶一郎氏のファンであるゲキ×シネプロデューサーがこだわりにこだわった原作小説へのリスペクトも込めています! そのこだわりの一部をご紹介💭 隆慶一郎氏といえば61歳で初めて小説を書き、『吉原御免状』でデビュー、5年という短い小説家人生で多くの傑作時代小説を生み出した巨匠。 実際の歴史への造詣の深さ、それらを克明に描きあげる筆致に魅了されるファンも多くいらっしゃいます。 今回は、隆慶一郎氏が描いた江戸・吉原の記述の中でも、印象的である<見世清掻(みせすががき)>に注目して参ります👀 ゲキ×シネ『吉原御免状』と見世清掻 🔍見世清掻(みせすががき)とは? 江戸吉原の遊郭で、遊女が張り見世に並ぶ合図に弾いた三味線。 原作には 「三味線は、所謂『みせすががき』であり、吉原の夜の世界の開幕を告げるものであった。」とあります。 唄を唄わずに、弦楽器のみを演奏することを<清搔(すががき)>といい、身支度を終えた遊女たちが縁起棚の鈴を鳴らすのをきっかけに、開幕を告げる見世清掻が鳴り始め、遊女は見世に並びはじめたのだそう。 この清搔は営業時間中ずっと絶え間なく弾かれていたとか。 三味線の音色に、呼び込みの声、遊女と客たちの恋模様…花街・吉原の世界に想いを馳せる─想像力が膨らみますね。 隆慶一郎氏の描く『吉原御免状』の要所要所に登場致しますので、是非原作を読んでみてくださいね! 今回ゲキ×シネでは原作小説へのリスペクトを込めて三味線の生音を収録! <清搔>をゲキ×シネ作品の中で蘇らせました! ▼清搔を演奏してくださったのは<長唄東音会>からお越しいただいた東音味見純さん、東音都築明斗さん、東音味見優さんの御三方✨ ゲキ×シネ『吉原御免状』ではそんな本格的な奏者の皆様の手をお借りして、隆慶一郎氏が描いた吉原の世界へのリスペクトを込めています。 ▼収録の様子はコチラ!さすが本格的…厳かな空気を感じますね…! ![]() ![]() ▼<清搔>の選曲をしてくださったのは奏者でもご活躍いただいた味見純さん!『吉原御免状』のシーンのイメージをお伝えして、選曲していただいたそう。 ![]()
by geki-cine
| 2024-10-23 12:50
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