2024年 09月 18日
HAPPY BIRTHDAY ゲキ×シネ! 皆さんこんにちは。ゲキ×シネ古参スタッフの糸永です。 今日、9月18日は、ゲキ×シネの誕生日。 2004年9月18日、ゲキ×シネはその第一弾となる『髑髏城の七人~アカドクロ』を、丸の内東映(現在はTOEI)で上映いたしました。 あれから20年となる2024年の今年。 現在、ゲキ×シネ20周年記念と称して様々な企画を展開中です。 その20歳を迎える記念すべき本日、ゲキ×シネのスタートからこの企画に関わってきた古参スタッフの一人として、何か皆さんにお礼と感謝の気持ちをお返しできればと思いまして、ゲキ×シネの始まりを勝手に振り返る企画を立ててみました。 題して 「ゲキ×シネ20周年を記念してスタッフがその始まりを勝手に振り返ってみた」 今日から3回に分けて《ゲキ×シネの始まり》を振り返ります。 果たしてどこまで覚えているでしょうか。 昔からゲキ×シネを楽しんでいただいている皆様はご一緒に、最近ゲキ×シネを知ったという方にはこんなことがあったんだなーと、生暖かくお付き合いいただければ。 というわけで、本日はその第一回。『髑髏城の七人~アカドクロ』! ■第一弾『髑髏城の七人~アカドクロ』はゲキ×シネに非ず 2004年第一弾となる『髑髏城の七人~アカドクロ』。 上映当時のリリースを掘り起こしてみれば《『髑髏城の七人 (アカドクロ) 』映画館(丸の内東映)にてデジタル上映決定!》という書き方になっており、《ゲキ×シネ》という名前はまだ付いていませんでした。※ゲキ×シネ命名については次回にて。 当時、映画業界ではデジタルの声が聞こえ始めてはいたものの、まだまだフィルム撮影、フィルム上映が盛んな時期。 そんな中、映画でもない演劇作品が「映画館でデジタル上映!」をうたったわけですが、正直なところ、世の中の反応は微妙でした。そもそも、なんで演劇を映画館で見なきゃいけないの?新感線って何?デジタル上映って何??そんな空気がいっぱいです。 私自身も、社内でこの話が出たときは、果たしてこれがどこまで受け入れられる企画なのか疑問で、かなり後ろ向きで慎重な発言をしたのを覚えています。 そんな中、業界を超えた様々な貴重な出会いや、技術的な後押し、そして何より新感線とゲキ×シネチームのトップたちによる「やるぜ!」という強い気持ちが原動力となり、『アカドクロ』は映画館上映にこぎつけたのでした。 この時、上映が決まっていたのは、丸の内東映16日間だけ。 地方での上映もまだ決まっておらず、果たしてこれがコケたらどうなるのか……正直、とても不安だったのを覚えています。 上映初日(9/18)、とても印象的だった出来事が2つ。 当時は映画館のオンラインチケット販売などはありません。プレイガイドでの販売後、当日券は窓口での手売りでした。 確か初日の上映では、プレイガイドで少しだけチケットが売れ残ってしまい「席が空いちゃうかな?」と心配していたのですが、当日、映画館の前に長机を出してそこでスタッフ総出で当日券の販売をしていると、上映時間が近づくにつれて、どんどん人が集まって来ることに、嬉しい悲鳴を上げたのを覚えています。 そしてもう一つ。 初日の『アカドクロ』上映が終わったあと、客席から自然に拍手が起こりました。 それはロビーで待っていた私たちスタッフにまで聞こえるほどの大きな拍手で、ロビーで難しい顔して腕を組んでいたゲキ×シネプロデューサーが、思わず周りのスタッフと握手をしまくってました。※このプロデューサー、そういう感情的な様子を見せるのが珍しいタイプなので、握手を求められたスタッフの方がちょっとびっくりしてたり。 あの時の拍手があったから、ゲキ×シネは今も止まらず走り続け、これからも続いていくのではないかと思っています。 あれから20年。 つい先日、GEKI×CINE 20周年☆Tourにてゲキ×シネ『髑髏城の七人~アカドクロ』が、全国の映画館で上映されました。 映画館で、改めて皆さんと一緒に作品を見られる幸せを、噛み締めてた私でした。 明日の【第二回】につづく。 祝☆二〇歳 はじまりの地に集まれ! ゲキ×シネ誕生日応援上映 in丸の内TOEI! みんなで一緒にゲキ×シネ二十歳のお祝いを! 今週末9月21日(土)には、ゲキ×シネ発祥の地となる丸の内TOEIにて、みなさんに選んで頂いた『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』の応援上映を実施! プレゼント企画なども実施するので、一緒にお祝いしてあげても良いよ?という方、ぜひお越しください!私も頑張って前説します! チケットは丸の内TOEIのサイトで販売中です! 詳細はこちら↓ ★おまけ★ 『アカドクロ』の思い出、もう一つありました! 2004年9月18日のゲキ×シネ『アカドクロ』初日は、出演者の古田新太さん、坂井真紀さん、佐藤正宏さんにご登壇いただき初日舞台挨拶を開催しました。 この時来場したマスコミはたしか3社だけ。今ならちょっと考えられないのですが、当日の「演劇映像の映画館上映」がどれだけニュースとしてバリューが無かったかがわかるというものです。 その古田さん、ひとしきりお話をされたあと壇上からそのマスコミ3社に向けて「少な!笑」と絶叫されておりました。さすがです!
by geki-cine
| 2024-09-18 11:00
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