2008年 09月 29日
みなさま、こんにちは。
上映スタッフのタカハシです。 長かったゲキ×シネ ツアー2008も、間もなく終わりが見えてきました。 これだけ、ゲキ×シネ作品をまとめて観られる機会はなかなかありませんから、 まだご覧になってない作品のある方は、お見逃しのないようご注意下さい! ちなみに私は、久々に『アカドクロ』を映画館で観ようと思っていたのですけれど も、丸の内TOEI2では観ることができませんでしたので、休日に舞浜へ行き、 『アカドクロ』とショッピングを楽しんでこようと計画中です。 さて、本題です。『朧の森に棲む鬼』のヒストリーを紹介いたします。 と、言いましても、他の作品に比べて、皆様のご記憶にも新しい事かと思います。 これからご紹介するヒストリーを読みながら、みなさんの思い出が蘇ってくると嬉 しいです。 『朧の森に棲む鬼』の公開は2007年10月6日。丁度、一年前です。 『朧…』は、今までのゲキ×シネとは違った、新しい一歩を踏み出した作品です。 今までの上映は全て、日時指定・全席指定のチケットを販売していましたが、 『朧…』からは、日時指定なし・全国共通前売り券という形での販売を始めまし た。このことにより、今までよりも気軽に前売り券をご購入いただけるようになり ました。更に前売り特典として、過去のゲキ×シネ作品の予告編が全て入った 予告編DVDも作りました。発売初日には劇場に列ができるほどご好評頂いて スタッフ一同嬉しい悲鳴を上げておりました。 そして、全国一斉公開。 過去作品は、まずは東京で上映してから、全国各地で時期をずらしての上映でし たが、『朧…』はなんと全国一斉公開! なんと、全国18都市にて一斉に公開! 北は北海道、南は鹿児島まで! スタッフも全国各地に飛び立ち、大忙しの秋と なりました。 そのほかにも、初めて公式ブログを立ち上げたり、完成披露試写を行ったり、初日 舞台挨拶ではオボロ達のマスクをお客様全員にお配りして主演の市川染五郎さん を驚かせたりと、書いても書いても書き終わりません! 当時を振り返ってみて、一番印象に残っている初日の舞台挨拶のことにもう少し詳 しく触れさせていただきます。 当日、市川染五郎さんにはナイショで、お客様全員にオボロの仮面をお配りし、染 五郎さんがステージに上がる際にお客様全員に仮面を着けていただき、会場を朧 の森にしました。ステージにお呼びする前に、こっそりと客席の皆さんに練習をして いただき、いよいよ染五郎さんの入場です! !? っと、一瞬固まる染五郎さん。 そりゃあ、いきなり客席一面がオボロ達になっていれば、何事かと思いますよね。 染五郎さん、びっくりさせてしまってすみませんでしたm(>_<)m 更に、スペシャルゲストとして、染五郎さんが師匠と慕っている、劇団☆新感線の橋 本じゅんさんが登場し、笑いあり、感心あり、ため息(あまりにも染五郎さんが素敵 だったので…)もありの盛りだくさんの舞台挨拶となりました。 こうして、幕が開いた全国上映。翌日にはスタッフ全員が各地へ飛んで、お客様方か ら直接コメントをいだだき、ブログにて各地のレポート形式で掲載しました。レポートを 作成する前に、スタッフ一同で各地の様子を報告し合い、お土産をつつきながら色々 と話をしたことを思い出します。 私は東京にて、各地でトラブルがあったときにすぐさま対応できるように、事務所で待 機していました。気分は秘密基地で待機している特撮ヒーローの助手でした。幸い、 大きなトラブルもなく、無事に全員から「本日はこれで終了します。」と報告を受けたと きには、ホッっと胸をなでおろしたものです。 ヒストリーというよりも、段々と思い出話になりつつあるので、ちょっと軌道修正をします! 「演劇×映像」という新しいジャンルで、スタッフ一同必死にもがきながら、「一人でも多 くのお客様にゲキ×シネを観ていただきたい」と願って、試行錯誤してきました。映画館 で舞台を観る感覚をうまく伝えるには、どうしたら良いのだろうと。日時指定のチケットや、 1幕2幕の間に休憩を挟むことなど、通常の映画上映とは違う形で行ってきました。 けれども、全国一斉上映になることをきっかけに、前売り券の取り扱い方法が変わった り、予告編をフィルムで焼いたりと、様々な事が少し映画に近づいたのが、『朧の森に棲 む鬼』というゲキ×シネ作品だと思っています。 ゲキ×シネという歴史の中では、ある意味転機だったのかもしれません。 ん? でも、全作品必ず「新しい試み」ってあったような気がしてきました。 そうです。 毎回、必ず何か新しいことや、変化することと向き合い、切磋琢磨してきました。 振り返ると、まだ、たったの5作品です。試行錯誤するべきとことは沢山ありま す。 そんな中、いよいよ続いて6作品目『五右衛門ロック』が決定しました。 まだまだ、未熟な点もあるとは思いますが、皆様に楽しいひと時を過ごしていただくた めに、これからもスタッフ一同がんばってまいります! 思い出話も混ざってしまいましたが、『朧の森に棲む鬼』上映ヒストリーはいかがでし たでしょうか。 今回の「ヒストリー」というテーマを最後に、全作品をそれぞれテーマに沿って魅力を 紹介するという、新しい試みのブログが終了します。 そうです、このブログは「ゲキ×シネ ツアー2008」における、ゲキ×シネの「新しい 試み」のひとつだったのです。 さてさて、次の『五右衛門ロック』では、どんな新しい試みがあるのか。また、どんな風 に変わることがあるのか。 どうぞ期待してお待ち下さい! おっと、その前に、まだまだ続く「ゲキ×シネ ツアー2008」の『朧の森に棲む鬼』上映。 お見逃しのないように、予告編と上映情報をチェックしてくださいね! ●→まとめて読みたい方へ(『朧の森に棲む鬼』まとめ読み/ 全部まとめ読み) ●→上映情報 ●→予告編 最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。 『朧の森に棲む鬼』は、沢山の素敵な魅力がある作品です。 私の趣味全開の紹介が多くなってしまいましたが、『朧の森に棲む鬼』という作品の 魅力が皆さんにお伝えできていれば幸いです。 特に、イチノオオキミの魅力をお伝えできていれば、 本当に嬉しいです! ありがとうございました!!
by geki-cine
| 2008-09-29 19:13
| 作品の魅力-朧の森に棲む鬼
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