2010年 09月 22日
こんにちは。上映スタッフの森脇です。
連載を続けている上演スタッフによる ゲキ×シネ蛮幽鬼の魅力のコーナーですが、 今回は、バナーにもなっている4人の俳優さんたちの 「目のお芝居」に注目です。 みなさんは舞台をかぶりつき、 つまり最前列で観たことがありますか? かぶりつき、しかもセンター付近でお芝居を見ると、 役者さんたちの強烈な眼力に圧倒されるのですが、 そううまくチケットが取れるわけでもないので、 これはなかなか貴重な体験です。 その点、ゲキ×シネというのは、 性能が高めのカメラを使っているので、 かなり、表情にズームアップすることができるんですね。 だから、強烈な眼力を 大スクリーンでガツンと受け止めることができます。 これが結構効きます。稲森さんの瞳にドキドキしてしまいます。 普通の映画でも、ズームアップ出来るし、 役者さんも真剣なまなざしをしているはずなんですが、 どうも、ゲキ×シネの眼力は尋常じゃない気がするんですね。 もしかしたら、それは、 演劇の舞台はノンストップでつながっていくもので、 俳優さんの気持ちが連続しているから、なのかもしれません。 もしくは、遠くの客席に座っているお客さんにも 精一杯届けようとしているから、なのかもしれません。 4人ともそれぞれに、魅力的な目のお芝居をされているんですが、 中でも上川さんの眼力は強烈です。 なにしろ恨みがこもっているので、 スクリーンからビシビシ伝わってきます。 結構体力を奪われる体験ができますよ。 そんな見るために熱い気合いが必要なゲキ×シネ蛮幽鬼ですが、 僕の中での心のオアシスは、村木仁さんの演じる「牛」です。 一幕中盤に登場するのですが、 ピリピリしたムードが立ち込めてくるストーリー展開の中にあって、 ひとり、のどかな空気を発しています。 また、この牛がなにか葉っぱのようなものを 口にくわえてモグモグやっているんですが、 これが気になってしょうがないんです。 しかも、落とすことなく舌の上を転がすように もてあそんでいるんですね。一体、どうやっているんでしょうか? 以前、舞台スタッフの方に聞いてみたら、 「どうやら、反芻(はんすう)を表現しているらしい」 とのことでした。秀逸です。 ということで、僕からは 「強烈な眼力」と「牛の反芻」をオススメします! ※ただし、反芻に注目しすぎると話の本筋が 追えなくなる可能性がありますのでご注意ください。 大事なシーンなので。
by geki-cine
| 2010-09-22 13:12
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Comments(3)
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at 2010-09-22 23:01
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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by
緑あひる
at 2010-09-23 14:28
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はじめまして。いよいよゲキシネ公開も近づいてきてワクワクしているいちファンです。
ところで眼力の話題で思い出したのですが、お芝居途中で、土門の瞳がときおり青かったり緑がかって見えたりしていたんです。 照明の当たり具合でそう見えたのかと思ったのですが、ほかの方々はそうは見えなかったので、あれは何だったのかと気になっています。 ゲキシネは、それも含めてしっかりみなさんの眼力を堪能したいと思います。
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at 2010-10-09 00:39
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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