2010年 09月 29日
皆さま、こんにちは。
上映スタッフの木南です。 ゲキ×シネ『蛮幽鬼』の魅力をお伝えするこの企画、 早くも4回目となりました! すでに沢山の魅力を上映スタッフが語っておりますが、まだまだあります、 『蛮幽鬼』の魅力。 ありすぎて困ってしまうほどです(笑) 中でも、私のイチオシポイントは…登場人物です!! 個性溢れるキャラクターたちは、観終わってからも心の中に残り続けます。 土門(上川隆也)・サジ(堺雅人)・美古都(稲森いずみ)・刀衣(早乙女太一) はもちろん、彼らを取り巻く登場人物ひとりひとりがとっても魅力的なんです! もちろん、その魅力は個々の性格だけでなく、互いの関係も含めてのものです。 例えば、土門とサジ。 この二人は監獄島で初めて出会うのですが、その出会いは偶然でありながらも、運命的です。 また、土門とペナン(高田聖子)の出会いも、神様が土門という男のために遣わしたとしか思えない展開に…。 そういった様々な出会いから新しく築かれていく関係もあれば、古くから結ばれている固い絆の土門と蔵人(山本 亨)。 自分の生き様を変えてまでも相手も守ることを誓う刀衣と、それを信頼する美古都。 そして、誰よりも熱い想いで繋がっている土門と美古都… その中でも、私がたまらなく好きな関係が、千葉哲也さん演じる京兼惜春(きょうがね せきしゅん)と、山本カナコさん演じる丹色(にしき)です。 丹色は、惜春の優秀な密偵です。 惜春を尊敬し、絶対の忠誠を誓っているであろう丹色。 そして、その尊敬の中には、愛も含んでいるに違いない丹色は、惜春のためなら何でもする覚悟で、命がけでその使命を果たします。 ところが、いくら優秀な丹色でも、時には怪我をしてしまいます。 しかも、自分以外にも惜春の元から密偵が遣わされており、その密偵が丹色を救います。 その状況は、おそらく丹色にとっては屈辱的であり、同時に激しい嫉妬を感じてしまいます。 そんな丹色の嫉妬心を汲み取った惜春は、怪我をした丹色を大事に大事に扱い、直属の密偵としてどれだけ信頼しているかを丹色に伝えます。 もし、こんな上司がいたら、一生付いていきます! …なんて思わず考えてしまいました。 いや、もう上司じゃなくて、結婚相手として考えたいくらいです。 ところが、この惜春、恐ろしいほどに非常に計算高く、惜春という存在が無ければ、『蛮幽鬼』という作品は成り立たなかったのではないだろうかというほどの、重要人物なのです! どのような意味での重要人物なのかは、映画館でご確認くださいね。 誰一人として欠けていては物語が成立しない。 登場人物の一人一人が抱える過去、そして影。 それらをじっくりと味わいながら観ていると、もう一度、またもう一度と、何度も観たくなる作品です!
by geki-cine
| 2010-09-29 12:21
| 作品の魅力-蛮幽鬼
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